駒岡駅周辺 


 左方向が東加茂(加茂方面)
 右方向が駒岡  (五泉方面)

 加茂発の電車通過。


 このような、警報機および遮断機の設置がなく、係員の配置もされていない踏切を「第4種踏切」と種別しています。

 第4種踏切は昭和30年代半ばでは踏切全体の85%あまりを占めていたものの、2003(平成15)年では約10%と激減しています。(現在ではそのうちの大半が自動車通行不可と思われます)

 自動車普及に伴う規制強化によるところも大きいでしょうが、こういったローカル線自体が無くなってしまったことも大きな理由ではないでしょうか。

 


 踏切の俯瞰。

 カーブした切通し完了地点が、自動車通行可能な第4種踏切。
 今時、こんな恐ろしい警報機なしの踏切 「絶対ありえね〜」ですね。
 警笛を鳴らして駆け抜けていきました。

 因みに、蒲原鉄道村松加茂線、21.9q 五泉〜加茂間で第1種踏切は10箇所、第3種踏切は 4箇所、第4種踏切は68箇所、合計82箇所ありました。




 


 切通しに架かった橋梁の上から撮影。


 模型をやらないヒトには面白味のない写真かもしれませんが、線路状態の観察写真に留まらず、出来合いの本線級線路で満足できないモデラーにとっては

   《1,067:3.5cm=X:15cm》

の算式より、約4.5メートルの間に枕木が7本、つまり1/80なら4cmの線路に「削げ色、ひび割れ」枕木を5本配置すればローカル線の線路が作れる勘定となります。

 レール継ぎ目と枕木配置は継ぎ目が「相対式」、配置は「かけ継ぎ」ということも分かります。



 


 踏切を渡って撮影。
 駒岡駅進入するモハ31。


 奥に聳える山並みは粟が岳?

 

 

 駒岡駅を発車したモハ31。

 右手は学校ではなく、市のスポーツ施設です。
 競技があったときには集中的に乗降があったかもしれません。




 駒岡駅から加茂方向に向けて。

 道床中心部のグリーンカーペットが剥げています。

 よくみてみると人の姿が、
 
 踏切と駅までの短絡通路となっていたようです。



 意識して「アート」したわけではありません。

 単に太陽に向かって、無防備にシャッターを切った結果です。