上田電鉄(上田交通750V) 290型 平面ガエル

恥ずかしながら、ここでコメントを書くために
雑誌の解説を読むまで、290型のオリジナルが「アオガエル」だということが、頭の中でぜんぜん結びついていませんでした。


「アオガエル」⇒流線型の2枚窓
「平面ガエル」⇒ペッたんこの3枚窓
よって「両者に関連性なし」⇒勝手な思い込み

東急自体よく知らない
ということもありましたが。


正直言ってこの290型、当時まったく
興味がなかったもので。

この写真のみ昭和63年冬。

昇圧後、もう交換することが
無くなってしまった中塩田駅にて。

「サハ」を「クハ」化
⇒改造コスト削減
⇒「平面」ということらしいです


運転室側面に、乗務員専用窓は
ありますが扉にはなっていません。
これも改造コスト削減の一環
でしょうか。

5370型のページの「側線は何処へ」

あっけなくすぐに途切れていました。
画面手前の枕木までです。
しかしながら、昭和2年から青木線
(上田原−青木間)が廃止される昭和13年
までは上田原−三好町(現城下付近)間は
複線であったとのことです。
確かに、線路は途切れていますが、写真を
見る限り上田原方向に向けて複線用の
架線柱が続いているようにみえます。
複線の痕跡としてよいのでしょうか。
城下には貨物ホームもあったようです、
貨物があった時代には、入れ替え線として
使われていたのではないかとも
想像されます。   はたして?

昭和58年11月上田に入籍。
62年9月までの短期間使用ではあったが、
丸窓と組んで走っていたため、昇圧直前に
あって、写真記録に多く残っている
車両だったのではないだろうか。

運転席が中央に位置する。
黄色い窓枠がおしゃれ。

291・292の2両が在籍していました。
写真はクハ291。

城下駅上田寄りから

ちなみに「アオガエル」ってなんのこっちゃ?
と疑問をお持ちの方。

「アオガエル」とはこの電車のことです。
もともと東京急行電鉄で緑一色の塗装で
活躍していた超軽量高性能電車
(昭和29年当時)でして、その独特の風貌
から親しみを込めてつけられた
ニックネームです。
「アマガエル」の別名もあるそうです。

ややっこしいですが、この写真の電車は
昇圧後の1,500V対応車両であり
290型廃車後
に、再び東急から
やってきた車両です。