上田電鉄(上田交通750V) 5370型 小田急

さて、このページでは上田から中塩田直前まで
順に追ってみましょう。

車両の進行方向はこだわらないでください。



まずは上田駅です。もちろん昔は地上駅。

国鉄信越本線から、木製のクラシックな
こじんまりとした(かなり狭かったように思う)
跨線橋を渡ると、同様にクラシックかつ
こじんまりとしたホーム(片側1面のみ使用)に
続いていました。

右手奥(軽井沢方向)は留置線になっていました。

因みに、このモハ5372は2度台車を
はき替えているそうです。

雑誌の記事によれば5370型は、
オリジナルに小田急の車体を乗せ換え、
その後に台車を取替えと、
「いったい私は誰でしょう」といった
車両らしいです。

城下側の踏切から上田方向を見る。

尾灯が点灯していないので紛らわしいですが
通り過ぎた電車を踏切内から撮っています。(念のため)

あまりにも短期間だったため、
ほとんど知られていませんが
昭和30年の前半に千曲川をはさんで城下側に
紡績工場、上田側に加工工場があり
両工場は610ミリの専用軌道で結ばれていました。
千曲川鉄橋の部分だけは撤去されずにそのままの形で
軌道が残っています。



というのはまっかなウソです。
本線もガードレールも同じくらいヘロヘロだったもので
つい。

上田原車庫より上田方面

約20年前(2005/11月現在)
こんな光景が実在していたんです。

丸窓はあまりにも有名ですが、
昇圧直前ですら、ほかにもいっぱい
個性的な電車がいました。

リベット!がない

次の通過まで20分あまり、何をするでもなく
風を感じながら、
線路が温められて膨張して発する音を聞きながら
時間なんてすぐにたってしまう。

あっ きたきた。

これは後ろ向きですが

下之郷 中塩田間の
中塩田寄りにある小さな鉄橋

雨降りだったから早めに
ヘッドライトをつけたのか。

撮る側としてはラッキーでした。

5370型はモハ5371と5372
の2両が在籍していました。

このページでは5372しか紹介できていませんが、上田原車庫のページに
5371があります。

トラス棒もない

千曲川の長い鉄橋を渡りきると、
城下(しろした)駅です