南薩鉄道の保存車輛


1914(大正3)年4月1日の開業より、70年間に亘り南薩地域の物流の要としての役割を担ってきた南薩線は、1984(昭和59)年3月17日に役目を終えました。
駅舎や鉄道施設は解体処分され、軌道敷も多くは自然に飲み込まれ、廃止から30年余りを経て在りし日の姿をそのまま残す箇所はほんの僅か、となってしまいました。
それでも、一部の車輛は南薩線を想い続ける方々の強い意思と計り知れない尽力により、解体を免れ、当時以上の美しさで今現在も大事に保管されています。
廃止から現在に至るまでの記録はほとんど知らていません。
今回貴重な資料を拝覧させて頂くことが叶いました。

保存までの道程をご覧ください。




鉄道廃止後、加世田駅構内に留置された車輛たち、ポツンと残された車庫



解体処分を免れた車輛たちの姿



保存に向けた整備の様子



保存車輛を展示する記念館建設



南薩鉄道記念館



南薩鉄道記念館 展示館閉鎖に伴う車輛移動



展示館閉館後の車輛たちと再整備の様子


2017年2月12日
公開