鹿児島交通 廃線跡 比較写真
2006年12月19日に伊集院を出発し、約5年をかけてどうにか加世田までの各駅を公開することができました。
これから先、終点の枕崎まではまだまだ時間がかかりそうですが気長にお付き合いください。(2011年4月現在)
さて、鹿児島には20歳の頃、鹿児島交通線に乗ることを最大の目的として二度訪問しました。 二度目の訪問(1983(昭和58)年3月)を最後に、南薩線はもとより一度も鹿児島を訪れていません。 訪問すれば、より多くの情報を収集できてページ作成には有用だったかもしれません。
しかし、敢えてしませんでした。
青年時代に実体験した記憶と自身の撮った写真イメージのまま、自分の頭の中では鹿児島交通線はまだ走り続けていたからです。
訪問して廃線の現実を体感してしまうと、昔の記憶が上書きされて消えてしまいそうで怖かったのです。
筑波鉄道のページでは作成前に訪問してしまったために、昔のほのかなイメージが直近で見た現実に被さってしまい、昔の記憶を呼び戻し確信を持って伝えることが難しくなって大変苦労しました。
ですが、鹿児島交通(南薩線)については加世田までは記録に残すことができたこと、折り返し地点を通過することができたこと、資料収集とともにページの補足調整も目的として訪問することは価値があるのではとの結論に至り、2011(平成23)年1月7〜10日と同年2月18〜20日まで2回、約28年ぶりに旧南薩線の伊集院〜上加世田〜薩摩万世に接してきました。 今後も訪問するかもしれませんが、既に公開済みの区間について廃線跡を「現役時との比較写真」も織り込んで、順次公開していきたいと思います。
2011(平成23)年4月 red50kei
2011/04/19 仮公開