蒲原鉄道 


新潟交通(廃止時の名称)開業に先立つこと9年余、蒲原鉄道は1923(大正12)年10月に新潟県下で初めての電車を五泉〜村松間に走らせました。
6年9ヶ月後には村松〜東加茂間、その3ヵ月後には国鉄信越線をガーターで跨ぎ、磐越西線五泉〜信越本線加茂間21.9Kmを全通させました。
1930(昭和5)年10月以来54年間にわたり走り続けたものの、自動車には太刀打ちできず、併走する国道290号線の路幅拡張にあわせて村松〜加茂間が1985(昭和60)年3月、残存した五泉〜村松間も1999(平成11)年10月に廃止。76年間の歴史を閉じました。

村松〜加茂間廃止の1年前、桜がほころび始めた頃訪問したときの記録です。友人より借りた初めての望遠レンズの写真で見苦しいものもあるかとは思いますが「今となっては・・・」ということでご覧くだされば幸いです。


   


参考資料 Rail Magazine    No. 2・15・19・188
       鉄道ピクトリアル  No. 431 他
       時刻表おくのほそ道 / 宮脇俊三 (文春文庫)



おことわり
2006/08/06より公開しておりました「蒲原鉄道」は、2010/06/13に全ページ画面表示方式の変更をおこないました。
この作業の際、内容について一部加筆、また写真についても入替えや新規挿入をおこなっております。